2012-01-01から1年間の記事一覧

操られていること

只管にすごい。挑戦し続けることでありのままになる。ありのままでいることに挑戦し続ける。意識と無意識が無効化する地点へ。 まぶしい いたずらな祈りアーティスト: 不失者出版社/メーカー: HEARTFAST発売日: 2012/09/18メディア: CD クリック: 13回この商…

透明人間

いいなあ。骨の音か。即興というよりも、なにか妖精が奏でる音楽のようだ。それほど人間の声は表現力があるのかもしれない。 「血と骨」という小説があった。別に好きでもない。しかし血と骨は人間が脈動する生命であることを生々しく裏打ちしていた。 骨の…

みんな幸せになればいいのに

今の日本で普通に生活することはまだ可能ではないか。もちろん放射能汚染の中で緩慢な崩壊の最中であるが。経済的に年々生活を維持するのが難しくなってきているし、餓死もある。しかし、どこぞの国と比べたらまず天国だろう。 自分のものを少しだけおすそ分…

DDDDDD!

ガキガキにグチャグチャにメチャクチャにグシャグシャにバキバキにベコベコにガビガビにしてほしい、してやりたい、してみたい。 傑作ご当地コンピ"NAGOYA CITY HARDCORE"収録曲も素晴らしかった。D-CLONE待望のフルアルバム。爆裂音塊を整理した録音が素晴…

琥珀の中の昆虫

テキサスのバンド。オリジナル盤はメンバーがテストプレスしたアセテート1枚しか存在しないらしい(まあ、こんな情報なんて大枚はたけるブルジョア以外には、どうでもいいのだが)。この再発盤にはボーナスで72年のライブ音源を2曲収録されている。ジャケッ…

いいちこ・早番

この手のCDを買うと、何もかもどうでもいい感じに落ちていく逆説的な快感がある。できれば重量盤LPを購入し背徳の官能に酔いしれたいところ。 メタルという音楽の謎は深い。中学生でもないので、今更何がいいのかよく分からないのに無視できない。そしてこの…

無意識の悪意は集合する。集合する無意識により亡命する。

ずっと聞きたかったけれど、プレミアが付いていて手が出せなかったアルバム。過去に二度CDで再発もされたが、ジャケが趣味ではなく見送っているうちに見かけなくなった。ジャケットに音を見るしかなったあの頃は若かった。(だが、このSMのイラストは内容を…

嵐の夜に

夢を見ることは悪いことだろうか。未来を信じることは悪いことだろうか。60-70年代のサイケデリックには何かがあった。今は無い。何かを失って、何かを得たのか、失い続けてきたのか、幻を追い続けて幻を得たのか、幸せを追い続けて得たものが不幸の種であり…

鍛えることは女々しい

魅力的な登場人物の多いバキの中でも一番魅力的なのが花山薫だ。このスピンオフが作られたことからも、人気の高さを伺わせる。おそらく、損得勘定を重視する新自由主義への反発心が根底にあるのだろう。花山が拘る「格闘でなく喧嘩」、まさにその違いがここ…

終末/自滅

原発が爆発したとき、日本は終わったと思った。この思いは今でも変わらない。安全・安全の大合唱の中で、ほとんどの日本人は心の中で終末を感じているのではなかろうか。福島の子供たちが心配だ。3.11以降は全く違った世界になってしまった。我々はあの日以…

死と時間

原発事故以来、集中力がなくなってしまった。傍らに死があるのだからそれも当然だろう。どうせ死ぬのなら、やさしく涼しい怜悧な麻酔をかけて死にたい。緊張が氷の海で溶けていくように。妖しい欲望だろうか。欲望とは心の運動であるが、死を想うことは時間…

夢見た未来は・・・・・

想い出深い、つくば科学万博の音源が復刻された。あの頃は未来はキラキラしていたんだなあ。原発事故以降は、もう日本に未来は無いよ。どんなにごまかしても放射能は消えない。絶望こそ未来。未来こそ絶望。正気をなくさずに日本で生きていけるだろうか。 TP…

豊かな世界

友人から借りたじゃりんこチエのDVD-BOXを朝から鑑賞する。放送当時関東に住んでいて、関西滞在中に観て、大きなカルチャーショックを受けた作品。やくざも警察も子供も渾然一体となった豊かな世界だ。久しぶりに見直すと、「児童虐待」「暴力団対策法」「飲…

半期の終わりの日に

-今日の読書(2012/9/28) 木田元、”私の読書遍歴ー猿飛佐助からハイデガーへー、” (岩波現代文庫). 語学学習の基本を学ぶ。”「昨日のことは忘れない」という原則”。休まずぶっ続けでやる。”規定は否定である”。概念は本質へのアプローチを阻害することだ…