ひとの友達を笑うな
著者の例示が 「七人の侍」、「ワンピース」、「ドランゴン桜」、「三丁目の夕日」。
著者の経歴は東大卒、マッキンゼー、京大准教授、投資家。
意図的に図式化しているのだろうか。
資本主義が覆いつくされた世界と戦うメソッドの伝授なのだろうけど、拭えない違和感がある。著者のアドバイス通り生きたら、上記の作品群は生まれない気がする。
生きているだけで人間は素晴らしい。そう思いたい。
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やはり「友達」は重要。
認識を導く関心
なぜいがみ合うのか。なぜ戦うのか。
なぜ和解するのか。
まったく分からない。
敵がいないと何も進まないアメリカンヒーローは今のアメリカを象徴しているようだ。
ワンダーウーマンは良かったです。一番現実と乖離しているコスチュームだけど、彼女だけが闘うことの説得力をもっている。女性だからだろうか。
否が応でも次のアメリカ大統領のことを考えてしまう。闘う理由がどれほどあるのだろうか。
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暴力の世界
ヒートから始まった映画の系譜。好みです。
孤独と暴力と愛の帰結と逃げ出せない世界。
責任は引き受けなければいけない。
悪の根拠さえない悪。一線を振り切った狂気。現実の世界に近いのかもしれないし、陥るのは簡単なのかもしれない。
対するバットマン(ヒーロー)も無傷ではいられない。
ラストに救いがある。
人生はやり直せるのかもしれない。
嘘が人を傷つけることは知っておいたほうがいい。誠実でいることが、再生への第一歩かもしれない。
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奇跡と忘却
奇跡とは個人的なものだと思う。
忘れ去られた過去と、忘れられていく未来。
概念の無い世界では、別の法則で世界が成り立つ。
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一時代の終わりに
今日やっと聴いている。
あの時代はもう戻ってこない。ようやく納得した。
ありがとう。Mさん。
音楽の資本論
今回はメモです。
資本論の言いたいこと、「カネか命か」
法然は大蔵経を通読して「南無阿弥陀仏」を見出した。私は資本論に「労働力商品化」を見出した。(大意)
何もかもバラバラに分解した。全てがカネと数値に換算される。それは小泉改革から始まったように思う。
何の文脈も必然性も無いアイドルが、パンクを演奏する、ノイズと競演する、メタルを標榜する。
唯一、リアルなラップのみがかろうじて文脈を保っていると思う。
全てが音楽のフォーマットに還元されて文脈も無い。そこに共通するのはカネなのだろうか否定の否定つまり肯定という意思なのだろうか?
最後は、灰も残らない。カネと命なら、命を選びたい。
もっと早く知っとけばよかった
ミッシング箱庭というバンドを知らなかった。今回初めて買って涙している。生で演奏を聴きたかったし、見たかった。
でも音源が残っていて良かった。音も想いも永遠に残るから。
渚にてやマヘルの初期に持っていたもの、あるいは目指していたもの、を感じて胸が締め付けられた。
奇跡の一枚。
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