鍛えることは女々しい

魅力的な登場人物の多いバキの中でも一番魅力的なのが花山薫だ。このスピンオフが作られたことからも、人気の高さを伺わせる。おそらく、損得勘定を重視する新自由主義への反発心が根底にあるのだろう。花山が拘る「格闘でなく喧嘩」、まさにその違いがここあたりにある、というのは筆者の個人的な見解だ。資本主義の末期には喧嘩ができない、というのはマルクスは予想していただろうか?

続きが中断しているようだが、早く単行本化してほしい。