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死と時間

原発事故以来、集中力がなくなってしまった。傍らに死があるのだからそれも当然だろう。どうせ死ぬのなら、やさしく涼しい怜悧な麻酔をかけて死にたい。緊張が氷の海で溶けていくように。妖しい欲望だろうか。欲望とは心の運動であるが、死を想うことは時間を想う事と似ている。ゆっくりと風景が緩慢になり、そして知覚も緩慢になる。ただ、そこでは音と色だけは存在しているのではないか、根拠は無いがこの音楽を聴いてそう思った。

Music of the Spheres

Music of the Spheres