2012-09-30から1日間の記事一覧

琥珀の中の昆虫

テキサスのバンド。オリジナル盤はメンバーがテストプレスしたアセテート1枚しか存在しないらしい(まあ、こんな情報なんて大枚はたけるブルジョア以外には、どうでもいいのだが)。この再発盤にはボーナスで72年のライブ音源を2曲収録されている。ジャケッ…

いいちこ・早番

この手のCDを買うと、何もかもどうでもいい感じに落ちていく逆説的な快感がある。できれば重量盤LPを購入し背徳の官能に酔いしれたいところ。 メタルという音楽の謎は深い。中学生でもないので、今更何がいいのかよく分からないのに無視できない。そしてこの…

無意識の悪意は集合する。集合する無意識により亡命する。

ずっと聞きたかったけれど、プレミアが付いていて手が出せなかったアルバム。過去に二度CDで再発もされたが、ジャケが趣味ではなく見送っているうちに見かけなくなった。ジャケットに音を見るしかなったあの頃は若かった。(だが、このSMのイラストは内容を…

嵐の夜に

夢を見ることは悪いことだろうか。未来を信じることは悪いことだろうか。60-70年代のサイケデリックには何かがあった。今は無い。何かを失って、何かを得たのか、失い続けてきたのか、幻を追い続けて幻を得たのか、幸せを追い続けて得たものが不幸の種であり…

鍛えることは女々しい

魅力的な登場人物の多いバキの中でも一番魅力的なのが花山薫だ。このスピンオフが作られたことからも、人気の高さを伺わせる。おそらく、損得勘定を重視する新自由主義への反発心が根底にあるのだろう。花山が拘る「格闘でなく喧嘩」、まさにその違いがここ…